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アスリートの鉄剤使用について

高校生アスリート特に陸上部女子の方が鉄剤の注射を希望することが全国で蔓延している。陸上部女子の長距離選手が来て主訴が鉄剤の注射である。。本当に鉄欠乏性貧血の方もいるしかしながら本末転倒で成績を向上させるために鉄剤の注射を打ってくれと来るという話です。鉄欠乏性貧血でないアスリーツがいっぱい健康保険を使って鉄の注射をなさっているので消火。同じようにNSAIDsのロキソニンつまりロキソプロフェンナトリウムやボルタレンつまりジクロフェナクナトリウムがほしい人がいっぱいお越しになる。小児の食物アレルギーに行う負荷試験でもアスピリン負荷を行うと陽性率が上昇する。鎮痛剤はそれだけ悪いことが起こる。ロキソニンには眼科での保険適応症がない。インフルエンザに罹った方が家にあったボルタレンを飲んだとか座薬を入れたといってお越しになる、インフルエンザ脳症のリスクを上げるので使ってはいけないといっても全く耳を貸さない様子。国民皆保険だが性善説からなる制度なのでなくなれば困るのは受診者自身と思う。今から講演を聞いてきます。