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四物湯

桂枝加芍薬湯と四物湯で神田橋処方です。神田橋処方には謎が多いようです。なぜ子の処方が神田橋処方に基本になったかはわからないそうです。処方になったか普通四物湯は単剤で使う処方でない。その四物湯を関西系統中医学講座の生薬処方解説編で仙頭先生が解説されました。これがたいへん私には理解しやすいからご紹介いたします。地黄は一番血を補います、一番重い膩の性質の性質を持ちます。胃もたれしやすい。地黄を四物湯から抜くと補血の意味が小さくなるそうです。血中の気薬といわれる川芎は上向きのベクトルで血と気を上げます。だから血中の気薬といいます。当帰は補血よりも活血してぐるぐる血を回すそうです。芍薬は粛降作用があり補血と補陰の働きをします。以上のような解説がとても分かりやすかった。来年も3月をのけて関西系統中医学講座に参加したい、可能ならエキス漢方ZtoAにも参加したい。