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106万円の壁

今医療機関では看護師のような有資格者ではなく事務員さんがどこも不足しているようです。つまり、全く応募がない。医療は不況には強い、有効求人倍率が高い今は最悪。医療事務は医療機関の顔で難しい仕事ですが医療機関はしょせん中小企業です。2016年10月から従業員500人超、20時間以上毎週働き106万円以上の年収を得ると厚生年金に強制加入することになっているのは周知のとおりです。いわゆる103万、130万の壁に加えて106万円の壁ができました。2018年からは配偶者控除を満額受けられる年収の上限が103~150万円に上がった。壁を超えないはたき方が人気です、何故ならそんなにたくさん働いたら税金が増えると思っているからです。医師不足で医学部の定員がかなり増えている、そんなことしても?しかし医師の数を増やさないといけないもう一つの理由がある。救急の当直と世間では言うがこれは当直ではなく実態は夜勤です。昼間と同じことをしているから夜勤、昔から看護師は夜勤、時間が来れば帰宅できる。医師は朝が来ても帰れない、夕方まで通常勤務。神戸の震災前、一晩で眼科の患者さん私一人で40人見たことがある。全員救急、だれも手伝ってくれない。わからないから看護師さんも手伝えない。市外からでもいっぱい来る県をまたいできた人もいた。看護師さんは内科の看護師ですべて一人でしないといけなかった。医師の当直は実態は夜勤です。いま問題になっているタイムインターバルがないのが医師の働き方の問題です。なぜ労働基準法違反が改善できないか、医師の応召義務というが問題である。