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アレルギー研究会

昨日連休の中日にもかからず三ノ宮で行われたアレルギーの後援会満席の上2時間のはずが150分のロングランでとても盛り上がりました。難しい演題が多いにもかかわらず多くの質問がいっぱいでした。スポンサーの協和発酵キリンさんにはドボペット軟膏やルミセフという尋常性感染のお薬があるが一切演題には関係なかった。終わった後の世話人の先生のお話もよかった。兵庫県でアレルギー領域で一番素晴らしい講演会ですとおっしゃいました。ヌーカラやゾレアの話が多かった。協和発酵キリンとは全く関係がないお話です。150/µ以上の好酸球をターゲットにするなら抗IL5抗体、メポリズマブ、IgEをターゲットにするならオマリズマブ、なんとオマリズマブはこどもの風邪の原因になるライノウイルスに対して有効だそうです。目から鱗です。気管支ぜんそくでIgE抗体が10年前に増えると喘息に悪影響があるそうです。抗IgE抗体よりもCRA-1(抗FcεRI抗体)が登場すれば医学はもっと進む。あるいはじんましんにも、もっと効くかもしれない。新しい気管支ぜんそく治療の選択肢として気管サーモプラステイと抗体製剤どっちをするか。先日姫路でもサーモプラステイの講演を聞きましたが比較的軽い人に海外ではサーモプラステイが行われているそうです。