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コタロー半夏白朮天麻湯

先日日本東洋医学会の関西支部例会の道中、姫路の漢方専門医とご一緒しました。わたくしに対して「先生いろいろ漢方使ってますね」と言われ院外処方なので自由にやらせていただいております。調剤薬局に大いに感謝しております。と申しました。色いろまんべんなく使っていたが最近は傾向が出てきているようです。そんな中で多く使っているのは半夏白朮天麻湯です、コタローの半夏白朮天麻湯の特徴は消導薬がすべてそろっていることです。半夏白朮天麻湯は理気薬と消導薬そして六君子湯から甘草を除いた構成生薬になっています。甘草でむくみを生じる人が私のところにもそこそこいます。そこが六君子湯とは大きく違います。あとは袪風薬が配合されています。甘草は医療用漢方エキス製剤の半分に入っています。更には錠剤しか服用できませんと言われたらコタロー漢方製薬のカプセル、大柴胡湯の錠剤、当帰芍薬散の錠剤、桂枝茯苓丸の錠剤、五苓散の錠剤などを思い浮かべますがしかし医療用の漢方エキス製剤でも非常に甘草が入ってない錠剤は少ない。一錠10円しないメトフォルミンの治験をした大日本住友製薬のパワーはすごいと思います。