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関西臨床漢方セミナー

今週は毎日講演会に参加して疲れていますがそこで休んではと思い阪急グランドビル26階の関西臨床漢方セミナーへ参加しました。今日は講師が西本隆先生です、満席です、30分前に会場についてテキストを熟読しました。婦人科の漢方薬ということで23,24,25の漢方薬についてさらりと流し血府逐瘀湯を中止とした話つまりせんじ薬のお話でした。1830年に王清任の医林改錯はできたそうです。杉田玄白の解体新書が1774年ですからかなり後になりますが簡単な解剖の話が記載されているそうです。当帰芍薬散と安中散を併用すると少腹逐お湯の方位になるそうです。当帰芍薬散で下腹部が冷えると痛む方向けです。当帰湯は当帰建中湯、黄耆建中湯、大建中湯、半夏厚朴湯をミックスしたような面白い処方です。少しお高いですが以前はよく使っていました。当帰芍薬散加附子というエキス剤があることをご存知の方はかなり詳しい方です。当帰芍薬散にアコニンサン錠を加えただけです。最後は川芎茶調散ですが鼻づまりに良いそうです。麻黄が入った葛根湯川芎辛夷をずっと使うことはない、寒い時に辛夷清肺湯をずっと使うこともない、川芎茶調散には理気がいっぱい入っており鼻づまりに良いというお話でした。私もずっと前に東京の斎藤輝夫先生のお話を聞いてから鼻づまりに川芎茶調散を使っています。