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漢方調剤苦労話

昨日のじばさんビルでの第19回西播臨床漢方研究会の中で一般社団法人姫路薬剤師会の発表は姫路薬剤師会と西播の病院薬剤師会のアンケートに基づくものでした。興味深いお話でした。姫路薬剤師会の担当理事の先生方の御尽力に感動しました。薬剤師会の先生がアンケートをまとめ発表されました。保険診療するうえで西播臨床漢方研究会では保険の審査員の先生がおられるので文章にはなりにくいお話が聞けます。西播臨床漢方研究会は私は漢方薬は食前と処方箋に書いて食後に服用するように指導しています。査定が怖いから。しかし審査員の先生からは食後服用で査定されたら再審請求をなさってください。とのコメントがありました。漢方エキス製剤3剤満量処方したら3剤とも3分の一の量は査定されると考える。ダメもとでコメントを入れる。2剤処方の時は薬剤師の先生方は甘草の量に関心があるようです。しかしながら甘草は1グラムでも敏感な方はむくむと私個人は思っている。有名な三谷和男先生は甘草が入っている薬と甘草が入ってない薬を合法するのはよほど考えてくださいとおっしゃいました。温める麻黄湯と冷やすカロナールの同時処方については私個人としては柴葛解飢湯つまり三陽の合病つまり葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を思い浮かべました。桔梗石膏は陽明病期の処方です。温病学につながる処方です。小柴胡湯は少陽病期そして葛根湯は太陽病期の処方です。太陽と陽明の合病と考えてはいかがと個人的に思いました。帰宅すると漢方の臨床が届いており山口竜司先生の在宅のお話がありましたが10月9日温知会600記念大会でご発表なさるそうです。また今年は10月に福島で行われる第27回漢方治療研究委来年は九州の木村豪雄先生が快調だそうです。来週日曜日は木村豪雄先生の講演を私は聞きに行きます。しばらく週末は漢方尽くしです。今日は午前中西宮神社会館で小児科の漢方の勉強に行きます。漢方尽くしです。日本漢方の話はめったに聞かないおである意味新鮮です。