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漢方薬

漢方薬の飲み合わせについて聞かれた、釣藤散と半夏厚朴湯はどうですか。どちらも二陳湯加減です。人参や黄耆の補気薬は入ってないので元気はある、気虚の体質ではない。釣藤散は菊花が入っている貴重な処方です。空気中は実邪ばかり毎日むしむし厚い今の時期にぴったりのような気がします。二陳湯は痰邪・飲邪を取り除きます。五苓散で利水するのと二陳湯で利水することが一番異なるのは気の巡りです。生薬で見れば甘草含有の有無です。麻黄が入った処方が服用できないことが最近多い。睡眠が浅くなる。甘草が配合された症でむくむという苦情もある、甘草によるむくみはある、、甘草フリーでカプセル・錠剤になると選択がかぎられる。利水剤は甘草が配合されないものが多い。乳頭が賦形剤で使用されているものはなんか調子が悪いから別のメーカーに変えてほしいといわれることがある。一番怖いのは発熱と咳です、これが間質性肺炎のことがあり怖い、私のトップ処方の二朮湯はおうごんが入っています。メーカーによる違いは非常に大きい。