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眼底写真の遠隔診断

人間ドックの眼底写真の遠隔診断のお話が舞い込んできました。姫路市医師会で10年くらい眼底読影をしてまいりましたがポラロイドフィルムを使ったあるいはビデオプリンターを使った生の写真読影による診断でした。眼底写真をとる一番の目的は緑内障の早期診断です。緑内障は眼底写真を見るのが一番とされてきましたが今はOCTが普及しています。私のパソコンに写真が送られてきますが拡大機能も付いていてなかなかのものです。この頃仕事が増えてしんどいです、もう年だなあと思います。一番楽しいのは産業医、いろいろな分野が関係し衛生委員会での私の講話を熱心に聞いてくださいます。漢方薬を処方するのも楽しいが個性的な方が多いので圧倒されます。前のところでは私は医療従事者で60日分もらっていたんですがとのことですが昨年4月からは30日を超える処方を行うには症状が安定していることなど3つの要件が必要になっているのをご存じないようです。初診で28日も漢方薬を処方するのは私はほとんどしたことがない、きっとこの人には2回目がない、長期処方をすると季節が変わり私の中で薬が変わる。2回ねに何か良いことがないと漢方診療ではリピートしない、漢方専門医に3回目のチャンスはない。漢方薬を求めてくる人は個性的です、どんどん医療機関を変わっていきます。