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人参養栄湯

人参養栄湯はあまり使わない。十全大補湯はもっと使わない。メーカーさんの話では最も私が使っているのは加味帰脾湯だそうです。錠剤も顆粒もお好んで用いているみたいです。十全大補湯も人参養栄湯は気血相補薬なのでかなりの確率で有効です。私自身は弁証しなくても患者さんが効くから面白くない、しかし人参養栄湯は研究は進んでいるようです。マクロファージIL1、IL6そしてGM-CSFなどを介して働くそうです。ドライアイ、ドライマウス、鉄欠乏性貧血、肝硬変に伴う血小板減少症など西洋薬が及ばぬ領域でも有効なようです。しかしこれらの症状は添付文書には記載がない。病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血とメーカーの添付文書には記載がある。西洋薬メーカーのMRさんの説明は添付文章を読むだけになっています。少し漢方薬メーカーと西洋薬のメーカーでは温度差がありそうです。企業は添付文書に記載されたことだけを医師に紹介する。しかし、ブログにだれか見知らぬ方が勝手に記載されてびっくりの一週間でした。あれからはや一週間です。