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ストレス社会でのうつ病の発見と治療

キャッスルホテルで弁当をいただきながら充実したテキストを見ながら「ストレス社会でのうつ病発見と治療」という良いお話を聞きました。充実した1時間が90分に大きく延長となったがみんな参加者は満足を持ち帰ったことだと思います。ストレスは本来は物理学から来た用語だそうです。精神科領域は漢方薬の世界と同じで用語が難しいと常に思っています。コーピングとか心気とか何度も耳にするがわかったようなわからぬような。ストレスは心からだそして行動に影響します。認知行動療法は気分障害の話では必ず触れる話です。認知とは物事の受け取り方のことです。人間の行動や気分が認知によって影響を受けるという考えに基づき認知を修正し問題を処理することにより気分障害を改善することだそうです。質問も活発でした。老年期のうつ病は食欲の低下如何みられることが多い。整形外科の領域でも痛みとうつ病は密接に関係するがSNRIではなくSSRIが効いた例がないか?精神症状と身体症状はどちらが先に来るのか?精神症状と身体症状は同時に存在するそうです。身体症状がはっきりしないときはDSM5の診断基準を参考にするとよいそうです。帰宅したらSGLT2阻害薬と腎臓の話が始まったところでした。微量アルブミン尿を予防できるのはSGLT2阻害薬しかないとのことでした。