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三補三寫

三補三寫で有名なのが六味丸です。滋陰・補陰のエキス製剤が六味丸です。補中有寫、温然不燥。固摂しすぎると邪気がたまる。しかし完全な陰虚はなく陰陽両虚を考え私は附子が少ない八味丸を使うため六味丸を最近は用いることはない。調剤薬局の在庫が増えるので八味丸をさらには牛車腎気丸を用いる。三補三寫とは六味丸のためにある言葉です。その応用範囲は広い。補いながら寫するのがよい、最近冷え性の方しもやけの方が多いので温めるためにツムラの紅参やコタローの炮附子末を多用していました害が重いとかいうご意見が増えてきたので振り返ると巡らせるという発想が向けていました、材料の供給、気血を補うだけでなく活血したり気を巡らせることが不足していたようです。抑肝散陳皮半夏や排膿散及湯で気を巡らせることが抜けていました。ほう附子や紅参で温陽することばかりしていました。もっと気の巡りを考えて2月は漢方診療に取り組みたいと思います。