記事一覧

目はカメラであり時計である

目はカメラであるこれは眼科の常識です。目は時計である。つまり目は体内時計なのです。関東の眼科の講演会では体内時計のお話を多く聴くことができます。2000年に目の網膜に錐体/桿体に続く第3の光受信細胞が見つかった、第3の細胞はメラノプシン発現光感受性網膜神経節細胞です。メラノプシン発現光感受性網膜神経節細胞は老化予防や発病予防になる細胞として注目されています。メラノプシン発現光感受性網膜神経節細胞はブルーライトを一番吸収するから眼科では注目されています。スマホを見れば体内時計が狂うのです。体内時計のリズムを概日リズムといいます。一日24時間より長い時間でめぐります。夜間はブルーライトをさけメラノプシン発現光感受性網膜神経節細胞を刺激しないことが重要です。白内障手術と睡眠の質について調べた平城京スタデイという研究大規模臨床試験もあります。白内障がブルーライトがどのように目にそして体内時計を介して全身にどんな影響を及ぼすのか関心深い分野です。日中にメラトニンを浴びたら睡眠が良くなる。もっとおひさんを浴びたら今度は皮膚がんのリスクが上がる。