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通導散

今日は潰瘍性大腸炎の漢方治療を希望される方が姫路市街からお越しになった。瘀血と気虚でした。日本の漢方エキス製剤の駆瘀血剤で温めるものは通導散と治打撲一方です。以前名古屋の安保ホールでで坂東正造先生の講演を聞いたとき間質性肺炎の基本処方が通導散ですとお話しいただいた後ご年配の男性医師が通導散は?桃核承気湯と通導散を間質性肺炎で使い分ける方法を質問された。質問者の意図は?講師の先生が間質性肺炎の基本処方が通導散なのですとご説明なさって話は収まりました。一貫堂処方です。中医臨床通巻143号で兵庫県立病院の東洋医学研究所の所長の先生は一貫堂処方重視でで日本漢方的とのべている記事があります。私はかつて神戸大学まで仕事が終わった後この先生の講義を聞きに行ってました。さらには著書と弁証論治のソフトも購入しました。弁証論治のソフトで勉強したおかげで少しは所長の先生のお薬の使い方がわかります。一貫堂処方は日本漢方古方派とはずいぶん異なります。通導散は温める駆瘀血薬です。サフランという活血薬は保険で処方できる、昔の半額以下になっている。売れば売る穂赤字になるからあまり宣伝されていません。お茶にして飲むとよく眠ることもできます。