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薬ができるまで

開業医が使うような薬はもう出ないといわれるが参天製薬は小野薬品からP2の緑内障の新薬候補を購入したそうです、今はなかなかピカ新の薬は出ません。光学異性体などという悪いところを除き良いところだけ取ってきましたというアモバンの改良型製剤ルネスタ、ジルテックの改良製剤ザイザルはそんなに患者さんの評判は良くない、ルネスタでふらつくザイザルでも眠いという患者さんが少なくない。薬が好きな民族は日本人です。今後は普通の小分子の薬はほとんど出ないといわれています。中分子のペプチドや高分子のバイオ製剤しか出なくなると考えられています。薬ができるまでに10年以上の年月がかかる。第一相P1は安全性や容量を判断する。第二相P2は2から3年かかる。有効性と副作用を調べる。第三相P3は2から3年かかる。有効性を検証する期間です。1980年台の臨床治験の薬は信用が置けないといわれます、アクデイームやエンピナースがDASENの後追い消えてゆきました。回収されました、だから私は漢方薬が好きです。1980年代の開発費の今は5倍の経費が掛かります。2016年から1000億以上の売り上げがある薬は自動的に薬価引き下げなるルールができました。海外で開発されたものばかりです。こんなことしていたら日本の製薬メーカーもやられそうです。C型肝炎は公費医療で月の初めに高額所得者が2万円、普通の所得者が1万円支払えば上限到達だからです。