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アレルギー性鼻炎ガイドライン2016

2015年12月のアレルギー講習会へ横浜へ行ったときちょうど発売になりライフサイエンスの鼻アレルギー診療ガイドライン2016を購入しました。4300円に消費税です。スギ花粉症の時期が近づいており愛読しています。スギ花粉が飛散する前に治療をするかどうかというのが私はかねがね疑問です。さらにはシダトレンの登場によりスギ花粉が飛散する時期に口からスギ花粉を投与している方がいます。抗アレルギー薬の内服を発売している製薬会社は新しい薬は立ち上がりが早く強く効くという一方で初期治療をしようという。特に点眼液メーカーは2週間投与することを進めている。鼻噴霧ステロイドを発売しているメーカーは症状が出てからでも十分聞くと説明している。その根拠が鼻アレルギーガイドラインです。さらにはCLINICAL QUESTION8では鼻噴霧用ステロイドと抗ヒスタミン薬の併用は鼻噴霧用ステロイド単独治療と変わらないとの記載もある。CLINICAL QUESTION9ではLTRAや第二世代抗アレルギー薬ヲ一週間前から服用しても変わりんかったとの記載がある。先日食物アレルギーで来られた方がザイザルを服用して一週間で3Kgの体重増加を認めた方がいる。H1とH2を完全に選択して遮断しているわけではないようです。昔、ぺりアクチンに食欲不振という保険適応があったのを知るのは私がもうすぐ還暦になるということです。