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直中の少陰と大気一転の法

直中の少陰と大気一転の法はじきちゅうのしょういんとたいきいってんのほうと読みます。私のクリニックを訪れる患者さんは漢方薬を求める人が増えています、たのしいですが複雑な心境です。私は六経弁証の六病位は詳しくないのですが聞かれたのでお答えしておきます。じきちゅうの少陰とは普通病期は太陽病から始まるのですがいきなり少陰病から病期が始まることです。風邪と思ったら、ふつうは麻黄湯や葛根湯で治療するところがいきなり麻黄附子細辛湯や真武湯を持ちいうことになります。大気一転の法とは太陽病の桂枝湯と少陰病の麻黄附子細辛湯を一緒に用いることです。陽証の薬と陰証の薬を同時にいきなり用いる大胆な処方です。桂姜棗草黄辛附湯はエキス製剤では麻黄附子細辛湯と桂枝湯を合法したものです。煎じれる環境なら芍薬を除きます。芍薬を除くことはいろいろな解釈ができると思います。芍薬には血を内向き下向きに加工させる働きがあります。杏仁は気を内向き下向きに粛降させます。つまり芍薬を除くことは気・血を外向きに動かしたいのだと思います。