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皮膚を掻く

皮膚がかゆくなると皮膚を掻く、子供であれば「かくな」と保護者が怒る。怒って治るなら怒ればよい。その対策に手袋すると手の発達が遅れると昔から言われています。爪を切る方がよいと思うのはわたしだけでしょうか。何が掻くと起るのか?物理的には炎症を起こす、皮膚のバリアが壊れるさらには末梢神経を刺激する。二次的に増悪する。必要以上の掻く行動がかゆみを増す。湿疹はもともとかゆいものである。湿疹とは表在性の皮膚の炎症です。代表はアトピー性皮膚炎と接触性皮膚炎です。皮膚のかゆみに内服薬を使いますが嫌なのはINPAIRED PERFORMANCEです。だるい。抗ヒスタミン薬は覚醒か睡眠かというと徐派睡眠をふやします、つまり第一世代抗アレルギー薬では眠くなっても睡眠の質が低下します。REM睡眠が減るすなわち睡眠の質が悪化する。つまり寝る前であっても第一世代抗アレルギー薬の服用は避けるべきです。さらには脂溶性が高く、脳内への以降がよいものは肥満を起こす。抗うつ薬でも太る。1910年にHISTAMINEは発見されました。もう100年以上も前の話です。