記事一覧

緑内障のQOV

緑内障とせっかく診断してもすぐに患者さんはお越しにならない。治療を自己判断でやめる人が非常に多い。なぜなのか?緑内障とせっかく診断しても社会保険のデータでは3か月後に通院する人は70パーセントです。39歳以下ではわずか一か月で60パーセントに減少する。緑内障は失明原因の第一位です。いつ失明するかといえば眼圧が高くても10から20年、眼圧が低いグループでは失明まで20から30年です。糖尿病と同じですぐに症状は出ません。あるいは糖尿病よりも症状が出るのが遅い。DROP OUTは若い人・治療早期で多くは5回目までにお越しではなくなる。中には抑うつになる方もある。説明不十分かあるいは理解不十分かいろいろな場合が想定される。昨日も緑内障と言われたことがあるので診てくださいと言われました。緑内障で点眼してよいことはほとんどない、点眼したら目が赤い、まつ毛が伸びた、下眼瞼が黒くなった。眼圧が下がったと医師は言うけれど2とか3mmHgです。20年さらには30年のことですが点眼の不都合がアドヒアランスの低下につながる。治療の効果が実感できたらよいのにと思います。