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スギ花粉とヒノキ花粉

今日は花粉が飛散しました、昨夜あたりからひどいようです。風媒花と虫媒花お受験の世界です。風媒花は虫媒花に比べて地味です。ヒノキ花粉とスギ花粉症の方のRASTの値を比べるとスギの方がRASTの値が高い。なぜか?スギの治療を3月にしているから4月の花粉の予防になっていると考えるのが妥当なようです。最近の傾向として花粉症と気道病変は関係するという報告が多いように思います。つまり花粉の破片が微粒子となり気管支喘息用の反応を起こすようです。また㏚抗原という言葉を耳にすることが増えました。㏚高原とは真菌・ウイルス・細菌などの病原体からの攻撃を防ぐ目的で合成されるたんぱく質PATHOGENESIS RELEATED(PR)タンパクが抗原となっています。PRタンパク質が抗原になっている。果物や野菜と共通抗原を有しておりOASつまり口腔アレルギー症候群を引き起こす。スギ花粉の抗原は二つある。CRYJ1はPECTATE LYASE,CRYJ2はPOLYMETHYL GALACTURONASEと呼ばれ植物の生育に不可欠の酵素です。ちなみに舌下免疫療法のシダトレンにはCRYJ1とCRYJ2がふくまれている。