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アドレナリンとエピネフリン

アナフィラキシーショックでは初期対応に用いる薬として第一選択薬がアドレナリンです。アドレナリンは筋肉注射です。アナフィラキシーショックのSAMPSON分類では3が一番重傷でアドレナリン禁中の適応です。今まで重症となった既往がある場合もアドレナリン筋注の適応です。アドレナリンとエピネフリンは同じものです。商品名でいうとボスミンとかエピペンといいます。国によって呼び方が異なるそうです。エピペンもアドレナリン自己注射といいます。世界で初めて結晶化に成功したのは高峰譲吉さんです。アメリカではエピネフリン欧州ではアドレナリンです。2006年日本でも薬局法でアドレナリンに変わりました。さて先日学校の教職員の方に向けた研修を行いました。エピペンを持っていない生徒に対して何かできますかと質問を受けました。仰向けに寝かせて30cm足を高くする。嘔吐をしている場合は顔を横向けるくらいかと思いますとお答えしました。エピペンを持っていてもエピペンの持続時間は15分です。またエピペンを打つことは医療行為ではありません。