記事一覧

水熱互結証

中医学で猪苓湯は水熱互結の証と言います。水熱互結は下焦で熱が水湿と一緒になります。猪苓湯は膀胱炎の薬とか尿管結石に金銭草を煎じたものと服用する薬です。君薬の阿膠は袋に入れて後煎です。猪苓湯の使用目標は水熱互結です。清熱ツウ林と阿膠の滋陰潤燥です。猪苓湯は利水清熱養陰が効能です。阿膠が入ると養陰し滑石で清熱します。風寒の邪が化熱し少陰腎に入り下焦で熱と水湿が結ばれる。膀胱気化不利で尿が少なく三焦気機が阻滞して津液が布散できず熱邪が傷陰する。その結果口渇が生じる。五苓散と猪苓湯が似ています。五苓散と猪苓湯は茯苓・沢瀉・猪苓の3つが共通の生薬です。3つの生薬は茯苓・沢瀉・猪苓は尿量の減少、口渇、下痢がみられます。下痢が改善すると尿量が増え口渇も改善します。桂皮が入る五苓散は燥性に偏るそして表証を伴います、一方猪苓湯は阿膠が入っており滋陰作用があります。五苓散は膀胱の蒸騰気化不利の薬です。竜胆瀉肝湯は肝胆湿熱の薬です。