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インフルエンザウイルスの早期診断

インフルエンザの患者さんののどを覗いたことはありますか?キットをしてさっさと帰っていただく事ばかり考えていました。インフルエンザウイルスを簡易キットを用いることなく発症つまり発熱後2から3時間の早期で診断できる理学的所見があるというので3連休の中日に神戸の農業会館まで行った。お隣は同じ姫路市医師会の内科の先生でした。簡易キットによる迅速診断でも早期は全く無力です。中咽頭後壁にいくらのようなつまり胃の隆起性分類の山田1型ポリープが癒合することなく多発するそうです。もしこれを組織をとって電子顕微鏡で写真を撮るとLANCETに掲載できるほどの凄いことだそうです。他のウイルス感染でも似たことは起こるそうですが何かが違うそうです。中咽頭後壁のイクラを見るにはLEDのライトがよいそうです。更に赤いフィルターをかけるのも一つだそうです。いくらの正体はまだわかっていません単なる浮腫の可能性もあるしリンパ濾胞の可能性もあるそうです。発熱に気づいてから2時間ぐらいでいくらがのどに見られるそうです。写真にとることはかなり難しいそうです。麻黄湯やノイラミダ^-ゼ阻害薬を早く投与すれば早く解熱して楽になれる。