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五十肩から凍結肩

今日は8月16日、いよいよお盆休みも終わりました。さあ今日から診察再開です。お盆癒着性関節包炎は昔から五十肩として知られています。五十肩は江戸時代についた病名です。肩が痛い原因には瞼板断裂、石灰制腱炎、など色々な病気がある。五十肩は誰でも知っている用語です。時代が合わない病名が漢方薬にはいっぱいはついています。胃アトニー症という保険適応がある漢方薬は大変多いが胃アトニー症って何―という人が多いように思います、二朮湯の病名は五十肩です。五十肩は江戸時代につけられたものです。50歳で片が痛く上がらなくなりそのうち上がるようになると五十肩と診断されたと思います。整形外科では五十肩は一次性に肩の痛み、可動域制限が生じるものです。英語でFROZEN SHOULDERで訳は凍結肩です。保険診療の病名では五十肩、凍結肩はダメです、肩関節周囲炎しか認められていません。だから私のクリニックのレセコンも漢方薬の二朮湯は肩関節周囲炎と入力してありましたが職員が病名を治しました。高脂血症から脂質異常症への病名の変化も進みません。いまだに薬価収載時の病名となっています。いよいよお盆休みも終わりです。