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発達障害と漢方薬

発達障害と漢方薬についての講演を有名な川嶋浩一郎先生から聞く機会を得ました。県立こども病院でも外来をされている川嶋浩一郎先生のお話を拝聴するのは2回目でした。小児科領域の漢方薬はなしにはあまり理論がありません。発達障害は6パーセント多く他人ごとではありません。発達障害にはADHD注意欠陥多動性障害、自閉性障害ASD、広汎性発達障害PDD,知的発達障害MR,学習障害LDにわけられるそうです。ノルアドレナリン、セロトニン、ドパミンなどの自律神経神経伝達物質に関する代謝障害やマラト人やオキシトシンの代謝障害が考えられています。自分の意図が正しく伝えられず他人に理解してもらえないことへのストレスが大きく関与しているそうです。報酬、満足、意欲ドーパミンが不足すると多動、衝動性、欲求不満がみられ講じるとイライラ怒りなどにつながります。共感・安定・覚醒セロトニンはふそくすると不安・抑うつ・コミュニケーションの低下するそうです。不安緊張集中力に関与するノルアドレナリンで交感神経が緊張すると手掌発汗・イライラ・神経過敏を認める。このタイプには芍薬や甘草が多く含まれるとよいそうです。心の問題は難しい。