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漢方薬の効果効能

今年になり、漢方薬の効果効能が一部変更になりました。漢方製剤のうち変更になったのは小柴胡湯、黄連解毒湯、小青竜湯、白虎加人参湯、六君子湯、桂枝加芍薬湯、芍薬甘草湯です。科学的知見を踏まえ現行の効能を変更したそうです。コンピューターに査定される現代において時代に合った保険適応を有する病名があることは保険での漢方診療に大切です。先日網膜中心静脈閉塞症の病名でバファリン81を処方したところ査定された。適応症を見るとそのような病名の適応はなかった。眼科の網膜疾患は抗VEGF抗体以外きっちんと適応症を有する薬がない。アドナやカルナクリンすら返戻することがある、うちのような姫路で一番平均数が低い貧乏眼科でもさてが入る。たいてい復活はします。芍薬甘草湯は病名漢方でこむら返りに頓服として使用される。新しい適応症は急激に起こる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛と効能または効果が変更されました。未標準で保険の審査の時指摘を受けることがある。しかし漢方薬を標準コードに収めるのは難しい。コンピューターに保険の審査をゆだねるようになり難しい。メーカーによりおおよそ4パターンの病名が同一処方につけらる。漢方薬がインチキだといわれる一因です。昨日は500アクセスいただきました、ありがとうございます。