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クリニックでも役立つ喘息診療の実際

クリニックでも役立つ喘息診療の実際は神戸大学で行われた喘息死ゼロ作戦の中の講演タイトルです、興味深かったのは質問です、30分以上にわたり多くの質問が演者に向けられました。喘息で採血はどれくらい役立つか?RASTではペットやダニ、ハウスダストが挙げられ、すぐ花粉症は?やはりそうだったスギ花粉は昔は関係ないと言ってましたが今は違う。蛾などの昆虫は今のところ因果関係はあまりないそうです。成人の気管支喘息の4割が非アトピーですから末梢血中のIGEや好酸球も難しいところです。治療抵抗性の気管支喘息述次なる言ってはPPI更にPPI無効ならガナトンなどを用いる。喉頭アレルギーは概念がはっきりしておらずアトピー咳嗽に似る。ゾレアという魔法の薬というか根幹の治療薬が誕生した。今後を期待した糸の話であった。CHEST PAIN VARIANT ASTHMAの機序は不明であるが肺の過膨張で引っ張られることで瘢痕が形成されるという仮説があるそうですECGは正常、夜間の呼吸困難がみられる。FeNOの一酸化窒素は気導上皮細胞で作られているそうです。安易に配合剤を使うなという考えもあるが開業医レベルではICS/LABAの配合剤は有用である。吸入薬と言ってもいろいろあるので一つだめでも他の会社のものそして剤型が違う薬を試してみようDPIでむせる人もいる。