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アルコール依存症

アルコール依存症の病態は中枢神経系の主要な興奮神経であるグルタミン酸作動性神経が亢進し興奮性神経伝達と抑制性神経伝達の間に不均衡が生じることが病態と考えられています。飲酒欲求がなくなるそうです。昔からあるシアナミドなど抗酒薬はアセトアルデヒドでヒドロゲナーゼを阻害することにより血中アセトアルデヒド濃度の上昇による不快感を連想させる。アルコール依存症の薬を処方している患者さんがおられます。そもそもアルコール依存症とは飲酒したいという強烈な欲望、強迫感離脱症状、節酒の不能、耐性の増大飲酒やその回復に一日の大部分の時間を消費し飲酒以外の娯楽を無視するつまり飲酒中心の生活、身体的、精神的問題が悪化しているにかかわらず断酒しない、離脱症状の6項目の中で4つが該当する患者さんです。アルコール依存症断酒補助薬レグテクトはなかなか有効なようです。一日6錠分3で服薬するのが正しい飲み方というか治験がなされていないようです。レグテクトの会社には都市対抗野球で活躍されたMRさんがおられる実に誠実です。スポーツっていいなって思います。レグテクト飲む患者さんにも頑張ってほしい。酒は百薬の長はうそだ。