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スギ花粉の舌下減感作療法講習会での質問など

現在SCITをしている人はSLITにかえてほしいとおっしゃると思います。必ず出る意見です。現在のSCITの方がSLITより効果があるはずです。SCITからSLIT変換は治験で行われていないため不明だそうです。SLITのリスクは普通の薬と変わらないからエピペンは処方しないのが原則です。RASTが陰性のスギ花粉を疑う患者さんへの適応はどうするか?まず初めはRAST陽性の患者さんから舌下免疫療法を行います。SLITの治験を受けた人は約1000人。12歳の子供には掃出し法か嚥下法どちらを進めるかという質問です。欧米では嚥下方だそうです。わざわざ吐き出す必要はないという考えです。ダニの舌下免疫療法の治験では国内で食道炎の報告があります。掃出し法の方が安全かもしれない。ここからは質問とは関係ありません。アナフィラキシーショックに対する基本治療はアドレナリン・輸液・酸素吸入です。SLITの初回は院内で30分経過観察します。アナフィラキシーの症状は皮膚粘膜症状は90パーセント呼吸器症状は50パーセント、循環器症状は30パーセントの順になっています、ダニの舌下免疫療法は治験中、韓国は以前体にもやってると何処かでいってましたよ。禁忌はβブロッカー使用中?点眼薬はどうなるのでしょう。ACEinhibitor使用中、妊娠中、全身へのステロイド薬の使用、急性感染症、気管支喘息、重篤な疾患などとなっています。最後に継続して治療を続けるコツは受診することだそうです。面倒くさいから家族が来るとかもちろんこれは無診療投薬ですよ。たくさん出してという人は続かなかったそうです。