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貧血と漢方薬

貧血は漢方医学的には気血両虚です。単なる血虚ではありません。なぜか?貧血はラボデータから見ると数の異常です。然し赤血球は血管の中を走っています。血管からはみ出した赤血球は何の役にも立ちません。血管からはみ出したら単なる瘀血或いは血瘀です。貧血にもいろいろな貧血があります。女性の患者さんが圧倒的に私のクリニックは多い。つまりまだ月経があるということになります。そして小児の患者さんは圧倒的に少ない。小児でもアトピーや喘息の方が漢方を求めてこられます。しかしそんな方に限ってて何かある。一番多いのはニュースステイションで久米宏とアトピーの会がステロイドバッシングした。その残党のようながいまだにおられます。体ががりがりで聞けば卵白の入っていないパンをとったりマクロバイオテクスに凝り固まっていおる人もいる。さて貧血は漢方薬の世界では気血両虚です。血小板を増やすのに黄耆を大量に30グラム煎じるのを見たことがありますが貧血は赤血球をふやしそして血管の中を動かすことが貧血の治療です。鉄剤を補充するので血だけ補充するように思うのは少し違いますよ。鉄を吸収することが必要です。そのためには脾気の補充が必要です。