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セレスタミンを離脱するときの薬

セレスタミンを離脱するときの薬に何を用いるか?まずは慎重にセレスタミンを減量する。セレスタミンを漢方薬の併用で抜け出せた方を幾度となく経験しています。ステロイドから抜け出すには焦らずゆっくりというのが基本です。ステロイドは元気を出すホルモンです。ステロイドは止めると急に元気がなくなります。以前他院で見た患者さんですが高齢の方でした。セレスタミンを減らす速度が速く副腎機能不全になったそうです。〇〇〇病院では診断がつかず大学病院で診断がついていました。セレスタミンを減らすことはプレドニンを減量することになります。急速に減量すると副腎機能不全を起こします。何人かの方に漢方薬を併用することでセレスタミンやべゲタミンから離脱することに成功しました。漢方薬の中の補剤の出番です。副腎皮質ステロイドホルモンは元気が出るホルモン、水を体にため込むホルモンです。顔は丸く満月様顔貌になります。補剤は参耆剤と言われ身体に元気をくれるセリ科ではなくウコギ科の人参と黄耆の組み合わせからなる薬です。人参は水を体に貯める働きを有しており黄耆は体から水を抜きます。この働きをうまく使えば悪魔のようなステロイド配合剤の連用からセレスタミンから脱出できますよ。薬手帳にも抗ヒスタミン薬との記載が多すぎる。セレスタミンは正しくは抗ヒスタミン薬とステロイドの合剤というべきです。