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風疹と夫婦

以前は風疹ワクチンといえば不妊治療の始まり、第一歩でした。今、勇気をもって「妻が、かみさんが、妊娠中なので注射しに来ました」という男の方が増えています。たまには男の医師もやくだつかなあ。今まで何度も女医さんちゃうんかあとか言われたことがあります。これも一つのハラスメントですかねー。
県医週報を見ますと兵庫県下の感染症の状況が分かります。4月初旬は本当に夫婦かなあというぐらいいやいや来られたのが分かりました。風疹単独ワクチンがない今、むしろ生まれてくる子供のために男性が進んでお越しのようです。その根拠は電話の声はみんな男性です。うちの子はご存知のように二年前突然学校へ行かなくなりました。何が起こったのかさっぱりわかりませんでした。わたくし自身まさかの不登校でした。あれから二年早いものです。光陰矢のごととし。生まれたときから障害を持っている子を思うとまだ恵まれています。MRワクチンを一回接種で95パーセント以上、二回接種でも99パーセントというプライマリーワクチンファイリュアー子供を産むのは女性です。奥さんに言われたらMRワクチンうつのが経済的です。風疹抗体を測定しても正常値と妊娠時に安全な値は異なります。細胞性免疫と液性免疫があります。覆水盆に返らず。運が悪いといえばそれまでですが対策をせずに運が悪いでは後味悪い。