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小児に抗アレルギー薬をどう用いるか

抗アレルギー薬とはアトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性鼻炎などに用いる内服薬をさします。第二世代以降で私が使ったことがある薬ではアレグラ錠は7歳以上12歳未満は一回30mgを朝夕二回に分けて服用します。クラリチンは3歳から7歳未満に5mg一日一回7歳以上は10mg一日一回服用です。ジルテック顆粒は2歳以上7歳未満2.5mgを一日二回7歳以上15歳未満は5mgを一日二回服用することになっています。ロイコトリエン受容体拮抗薬ではプランルカスト水和化合物つまりオノンドライシロップもあります。モンテルカストは小児にはアレルギー性鼻炎の適応病名はありません。第一世代の抗アレルギー薬つまり抗ヒスタミン薬は口渇や倦怠感がありすすめられておりません。漢方は飲める子は飲めるし全く飲めない子も存在します。新しく出るアレグラの強力な薬ディレグラですが小児適応は取得していません。クラビット500位大きな錠剤です。子供には飲めないでしょう。しかも一日量が4錠分2です。ディレグラは鼻炎のみの適応です。売れるでしょうか?目がさえるという点ではよいが血圧をあげたり心臓に負担がかかります。高齢者向けではありません。