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大塚製薬の社長の話

いま日本製薬業界でTOP5は武田薬品、大塚製薬、アステラス製薬、第一三共、エーザイの順である。いつの間にか大塚製薬が入っている。各社ワクチン産生を強化したり、ジェネリック医薬品に手をだしたり暗中模索しています。大塚製薬の社長さんのお話しを伺いました。医師が製薬会社の社長さんの話を拝聴することは大変まれなことで、大変貴重な経験でした。大塚製薬は「真似をしない」というポリシーつまりイノベーションだそうです。大塚製薬は徳島に40年間根差しサッカーを支援し地域貢献しておられます。ポカリスエットがあるのにより点滴に近い成分であるOS-1を発売されています。そして未解決のジョブを見つけそのジョブを解決するとか新しい価値をと顧客の満足を生むという素晴らしい理念をお持ちです。水だけを排出する利尿薬バゾプレッシンV2アンタゴニストであるサムスタ等を販売しておられます。利尿剤を使うと腎臓の働きが低下する。耐糖能異常がおこる。電解質異常が起こる。最近の大規模RCTではRAS抑制や厳格な降圧は腎機能からみればよくないそうです。さらには消化器や眼科領域の国内代4位の医薬品であるムコスタ錠や涙を増やし涙の質を改善するムコスタ点眼液もいろいろ研究されています。スイッチOTC薬の候補であるムコスタ錠は世界10か国で発売されており毎日200万処方されているそうです。一度出した製品はあきらめずコツコツ販売されるそうです。ムコスタ点眼液の澄明化をめざしておられるとのことを再確認しました。よろしくお願いします。