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両生類と爬虫類そしてムチン

ムチンとは高分子の親水性蛋白です。つまりムチンはアポムチンと糖鎖がO-グリコシド結合で結合したものです。ムチンは胃、腸、眼表面などの粘膜に存在します。子供の理科の勉強を見ていて一つは発見したことがあります。脊椎動物は魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほ乳類の順で進化してゆきます。両生類と爬虫類を正確に分類することできますか。両生類も爬虫類も変温動物です。子供が先生に聞いて聞きたことは子供の時は鰓呼吸、大人になると肺呼吸するのが両生類です。卵の産卵場所が違います。両生類は水中ですが爬虫類は陸です。蛇やヤモリが爬虫類であることは誰も迷いません。水の中と陸を両方行ったり来たりしているのがややこしい。「あかはら」こと「いもり」はどちらでしょうか。もっと簡単に記載すると井戸を守るイモリは?さらにカメは?卵を産む場所、呼吸の助歌で区別します。ムチンといえばねばねばぬるぬるの植物性ムチンが親しみある存在ですが動物性ムチンがここでのムチンです。魚類は粘膜で覆われています。一方両生類は粘膜と角化皮膚で覆われるよう変化しています。生体ではムチンは粘膜を潤し粘膜の損傷を防ぎます。高分子多糖類に短い蛋白質が結合しています。動物性ムチンと植物性ムチンは異なります。結膜杯細胞を増やしムチン分泌するのはムコスタ、P2Y2受容体を介してムチンを分泌させるのがジクアスです。日本でしか使えない薬がジクアスとムコスタです。