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インフルエンザワクチンの誤解

インフルエンザワクチンの接種は誤解の塊のように思います。ひとつめは「インフルエンザワクチンをうつとインフルエンザにかからない」他の予防接種とは異なりインフルエンザは絶えず変異しておりかかりますが軽くて済むというのが今の考えです。つまり、かかるかからないではなく、脳炎などもっと重症な事態を回避するために接種しているということです。「2回接種するのはワクチンの効果が切れる為」2から4週間隔で2回接種するのはブースター効果を狙っています。ブースター効果とは相乗効果のことです。「子供は2回ですよね」任意接種ですので一回接種でもゼロ回接種でも構いません。勧奨されることはありません。一方、抗インフルエンザ薬は脳炎・肺炎リスクを減らすというエビデンスはありません。またすべての抗インフルエンザ薬は十代のかたには慎重投与です。永久に異常行動と抗インフルエンザ薬の因果関係は不明な可能性があります。「冬にインフルエンザがはやる」沖縄では2005年から夏と冬の両方でインフルエンザは流行しています。何が原因でしょうか?インフルエンザは一部で流行入りし、今週は先週の1.8倍です。関東の方は軒並み流行入りしました。四〇.七度のお子さんが来られました。インフルエンザキットおよび採決結果から扁桃腺が腫れており発熱のフォーカスはインフルエンザではありませんでした。