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感染性胃腸炎

いま世の中ではノロウイルスによる感染性胃腸炎が大流行しています。感染性胃腸炎とノロウイルス感染症は何処が違いますか?と尋ねられました。感染性胃腸炎といえば気が楽です。感染性胃腸炎は春はロタウイルス、夏はカンピロバクターなどの細菌、そして今冬のノロウイルス感染症が流行しています。平成18年に次いで10年間で2番目です。クリニック近くの薬剤師にノロウイルスを恐れながら酢牡蛎を食べた話をしたところ「そんなこと考えながら食べてもおいしくないでしょう」と言われました。そうでしょうか?自営業なのでノロウイルス感染症にかかると収入はいきなりゼロになります。さてノロウイルス感染症と診断するキットには年齢制限など縛りがあります。ご存知でしたか?また今、ノロウイルスのキットが不足しているようです。ノロウイルスのキットは15分で判定します。測定原理は免疫クロマト法です。少なくとも6社から発売されています。ひと箱に10キット入っていますノロウイルスの判定キットはア、3歳未満、い、65歳以上、う、悪性腫瘍の診断確定者、え、臓器移植後の患者、お、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、または免疫抑制効果のある薬を投与中のいずれかを満たす方しかノロウイルスのキットは保険適応ではありません。わたくしのクリニックにはノロウイルスの判定キットはおいていません。検査実施料150点、判断料144点で一月に一回限りです。だから感染性胃腸炎と呼ぶのです。ノロウイルスのキットを自費で行うと治療が自費になることはご理解いただけますでしょうか?混合診療になりますので20000円くらいかかる運違うかと内科の医師が