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チメロサールフリーのインフルエンザワクチン

チメロサールフリーのワクチンがふえています。日本脳炎のワクチンは2社ともにチメロサールフリーに変わりました。四種混合ワクチン、三種混合ワクチン、イモバックスポリオワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンなど数多くなりました。チメロサールとは水銀化合物です。先日は第一三共のチメロサールフリーインフルエンザワクチンを6か月の妊婦さんに接種させていただきました、昨日はMSD社のチメロサールフリーインフルエンザワクチンが入ってきました。昨日「じんましんがでてどこでも打ってくれない」と電話が入った方のために取り寄せました。じんましんはアレルギーです。そういえばアレルギー学会専門医試験でもワクチンは出題範囲内です。腕が腫れるのはチメロサールフリーワクチンを持っても改善は無理です。チメロサールはある種の水銀です。水銀入れるの嫌だからインフルエンザワクチンを打つのをやめた医師がいるとの記事を読みました。チメロサールフリーインフルエンザワクチンは0.25mlの三歳以下には使えません。最初から0.5mlがシリンジに入っています。今日のMSD社のワクチンは27ゲージの針がついていました。わたくしが使う針は26ゲージか27ゲージの針です。18時にお越しいただき無事終了しました。じんましんでインフルエンザの予防接種が不応というのも何の根拠があるのでしょうか?100床規模の病院で断られたそうです。「細い針はゆっくり注入した方が痛くない。太い針は速くいれた方が痛くない。」こう考え25Gと26Gを使い分けています。じんましんの方にインフルエンザワクチン何が悪いのでしょう?