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ドライアイと炎症

シェーグレン症候群は涙腺や唾液腺を標的臓器とする自己免疫疾患です。関節リウマチ等膠原病に合併するものは二次性シェーグレン症候群とされています。シェーグレン症候群はリンパ球性炎症です。ドライアイは炎症です。だから胃炎の薬であるムコスタ点眼液が目の炎症であるドライアイに有効との考え方です。アメリカではドライアイは炎症でシクロスポリンのみが薬として用いられているようです。その他の点眼薬は薬ではなくドラッグストアで買えるものだそうです。日本で用いられている目の水分補給の薬はアメリカでは主薬ではありません。日本から世界のドライアイ治療をかえようとドライアイの権威といわれる医師が切磋琢磨されているようです。逆に申し上げると話題のムコスタ点眼液、ジクアス点眼液はどのように使うか?まだわからないことばかりです。上輪部角結膜炎や酒さ、コンタクトレンズのドライアイには摩擦が関与すると考えられるようになっている。摩擦は炎症そのものです。ここでいう炎症は広い意味での炎症です。