記事一覧

三焦

五臓六府には五臓と六府があります。六府の中で理解しにくいものに三焦があります。三焦は西洋医学にはない概念です。いろいろな三焦が考えられている。人間の体を包む膜様組織という考え方。三焦には衛気や津液、陰陽が流れています。へちまに例えられることがあります。水道のことを三焦とする説もあります。体お位置を表す三焦つまり上焦、中焦、下焦を合わせ三焦と呼ぶ考え方もあります。温病学の弁証に用います。三焦の働きには通行衛気、伝送陰陽そして津液を伝輸する作用があります。気、陰陽、津液の通り道です。これが薬の処方にどうつながるか?よくわかりません。しかし、弁証を考えると三焦通利という中医学のことばもあります。