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糖尿病の連携治療

姫路市医師会では糖尿病には連携パス委員会というものが存在します。毎月あるようです。糖尿病の治療で連携が難しいことは周知のとおりです。患者さんを教育するか?専門医以外を教育するか?
といった議論があります。理由をかんがえてみますと一つには糖尿病には症状がないサイレントキラーというぞんざいであることが考えられます。内科的にはHbA1cや血糖値を考えてみると数字で八ツキり分かる点です。眼底出血していても黄斑に出血しない限り全く無症状の患者さんが圧倒的に多い。黄斑部に浮腫や出血が起こり始めて自覚症状がある。さらに網膜症にレーザーをする時期を逃さぬようしないといけません。網膜症にレーザーすると視力がかえって低下する例も多い。しかしレーザーしないと新生血管が出現する危険性が高まる。どんどんリスクがたかくなる。患者さんに決して喜ばれることがないのがレーザー治療です。大きな病院では視力が下がるが必要といえば説明したことになる。内科でHbA1Cが下がれば目がよくなると患者さんが思うのはもっともである。今から血圧が上がってふらふらという患者さんが来られます。準備がありますので失礼します。