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抗ヒスタミン薬とセレスタミン

抗ヒスタミン薬の代表は薬局で売っているドリエルです。アメリカでは、国民皆保険ではないので抗ヒスタミン薬を睡眠薬代わりにもちいている。何が悪いか?抗コリン作用のため急性緑内障を引き起こすことがある。これが最も悪い。作用は結構よいが眠くなり経済的な損失は限りない。これを改善したのが第2世代以降の抗アレルギー薬である。今日、他院でセレスタミンを処方された方が来た。またかと思った。セレスタミンには抗ヒスタミン剤だけでなくステロイドが含まれている。三年も飲んでいるそうだ。取りあえず、隔日投与にした。昨年もひとりMOONFACEになった方を漢方薬併用とステロイド外用でセレスタミンからの離脱に成功した。セレスタミンを毎日処方するのはよくないと私は思う。もらったセレスタミンを毎日飲むのもよくないと思います。薬局の説明書にも抗ヒスタミン薬ではなくステロイドと抗ヒスタミン薬の合剤とはっきり書くべきです。第一世代の抗ヒスタミン薬を睡眠薬として使うと次第に耐性ができることと抗コリン作用が強いことが悪です。