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ヒルドイドって出せますか

保湿剤ではなくヒルドイド。ヒルドイドとご指名いただくと自費なら出せますということになる。最近健康保険組合つまり保険者からの指摘により返戻しますというのが民法の時効を意識してかずっと前のものが返戻される。患者さんからヒルドイド出せますかと聞かれたら主治医が処方するものですとお答えしていたらとうとうヒルドイド適正使用ガイドラインなるものが2019年9月に出たようだ。保湿剤といわれたらまだしもヘパリンではなくヒルドイドといわれると出せませんとなる。さらに複数処方すると健康保険の2次審査で査定されるとも聞く。健康保険の審査の医師がとおしてくださっても保険者からの申し立てによりといわれるとどうしようもない。眼科でも眼科医会の本部見解よりも健康保険組合の申し立てが強い。つまり自己負担金を除いた部分を払うのは保険者だということです。ノバルテイスの高額な抗がん剤から保湿薬や抗アレルギー薬まで皆保険で賄われる。学校でのけがだからスポーツ振興の保険を使うから3割払って4割返ってくると説明するとお金持っていないから帰るという人まで皆保険慣れあるいは子供医療無料でインフルエンザの予防接種まで無料と思っている人まで色々ある。皆保険はこのままでははたんする。

アレルギー専門医の更新

アレルギー専門医の書類の提出期限が11月20日にせまっていました。やっと提出できました。全国に20人しかいない眼科専門医を有するアレルギー専門医の書類をやっと提出できました。5年で漢方アレルギー眼科の3つの専門医を更新するため毎年のように更新書類を書いているような気がします。しかし更新の審査に1万円、更新手続きに3万円。普段は総会の参加費そして12月総合アレルギー専門医こうしゅう会の参加費2万円+実習費そして80単位。勿論姫路のような地方では宿泊や交通費がいっぱいかかる。さらには眼科専門医がないとアレルギー専門医にはなれない。金がかかる。センター試験も迫ってきました、今年度で最後かもしれないセンター試験試験の形態が変わるだけといえるが民間の英語試験って平等ではないしよく言う試験の間でのランク付けにつながると私は見ている。私は共通一次試験の世代ですが政経と倫理社会を社会科では選択する圧倒的に有利で不平等と思った。日本史世界史は文系の受験生が私立ようにしっかり勉強している。平均点が同じなら日本史世界史は不利です。今は倫政というのもあるらしい。専門医制度改革は進まない、専門医認定機構といってもすべての専門医が同じ基準というのは無理な気がする。

眠くならないアレルギーの薬

アレルギーの薬は眠くなるものがある。眠くなるとよく眠れという人がいる。しかしアレルギーの薬で寝れるのは3日ともいわれる。アメリカでは不眠症の薬は抗うつ薬が一位です。アレルギー薬で睡眠が改善できるのはほんの一瞬です。新規第二世代非鎮静抗ヒスタミン薬の下でデザレックスがもうすぐ復活するそうです。姫路でも先週ルパフィン、今週ビラノアの講演会が続きました。ゴダイの男性薬剤師さんと会いました。なつかしい出会いがあります。昔の共立薬科大学今の慶応義塾大学薬学部教授のお話を聞いました。16歳以上の国民の74.8パーセントが運転するそうです。もちろんわたくしのようにペーパードライバーもいます。姫路のような地方都市では58.6パーセント平日に運転します。72.1パーセント休日に運転します。運転中のくしゃみで目を閉じると15メートルも前進するそうです。一方アレルギー性鼻炎32.4パーセント10代から40台に限れば半数以上です。花粉症による鼻炎で第二世代非鎮静抗アレルギー薬を服用することが増えている。ドライーバーも経ている。私は若い時から車に対するあこがれが全くから運転したことがない。免許証は顔写真が入った身分証明書としては有効です。忙しいので明石の運転免許更新センターに休日に行ったこともある。もうそろそろ返納したいが身分証明書として役立っている。給与もらうにはマイナンバー通知そのコピーと免許証が便利です。

αGALアレルギー

αGALアレルギーの千貫裕子先生のおはなしをライブで聞いたのは初めてでした。一時間ピッタリ機関銃のように大切なこと教えてくださる。風が強く雨も激しかった。当然満席でした。NEWENGLANDJOURNALでDrCHNGの論文を読んで感動した。REDMEETつまり赤い肉を食べて数時間後一番遅いのは10時間後にあれるぎーをおこすのがREDMEETアレルギーです。赤い肉には牛肉だけではなくイノシシの肉なども入る。αGALは怖い、αGALは血液型を決めるものにも入っているから私のようなB型はαGALアレルギーが極めて少ない。マダニ咬傷が今年は多いそうだ、日本こうはんねつがαGALアレルギーと密接に交差抗原の観点から関係する。セツキシマブを一回注射したらなくなる不幸な事例が昔あった、一気にαGALアレルギーが有名になり添付文書は改訂された。カレイの魚卵にもαGALが含まれている。意外なものに共通抗原が含まれている。今週はアレルギー学会地方会と姫路皮膚科医会素敵な講演をたくさん聞けた。ルパフィンは強力かつTmaxが短いただ眠気を訴える人がいるあるいは多い。田辺三菱製薬今度はBAKフリーではなく防腐剤フリーのアレジオン点眼液を販売されるそうです。

時代の変化

睡眠剤を服用したら認知症になるのかならないのか、認知症になるとの報告が増えた。昔は気のせいとか非ベンゾジアゼピンのアモバンやルネスタなら良い言った。ベルソムラロゼレムが良い。PL顆粒は安くてよい薬といった、PLやPAがなかったら医療費が高騰する。カフェインで依存になる、第一世代の抗ヒスタミン薬が入っている。千貫裕子先生が講演の中でお話になった。弁護士で医師の方と一緒に講演したことがあるが今の時代第一世代抗ヒスタミン薬を使うのは問題。姫路市皮膚科医かいと共催した田辺三菱製薬のWEBも第二世代の良さが第一世代を使ったら消えてしまう。第二世代非鎮静性抗ヒスタミン薬がおすすめ。新薬なのに安い。HbA1cは6を目指す、DCCTからHbA1c6を目指すといったが今はそれではCGMで低血糖が多いので7を目指すというのが熊本宣言です。低眼圧緑内障といったが案圧は正常範囲内なので正常眼圧緑内障である。アレルギー性鼻炎には季節前から予防的に内服する。局所のステロイドを使えば予防的に処方しなくてもすぐに効く。蕁麻疹にH1BLOCKERやLTRAを使うのは日本だけ医療費がとりわけ安い。費用対効果を求めない。

姫路市皮膚科医会講演会

風が強く雨もひどい中姫路市皮膚科医会講演会でキャッスルホテルに行ってきました。22日の京都の日本アレルギー学会地方会の余韻がまだ残っている。島根大学皮膚科の千貫裕子先生のお話です。あちこちで講演なさっているのでやはり慣れているちょうど一時間で終わらせ凄いと思う。質疑応答でも抗ヒスタミン剤2剤投与において弁護士で医師の先生とお二人で講演したことがあるがやめたほうが良いというか10年間一度も第一世代抗ヒスタミン薬を使ったことはない、注射は第二世代がないのではんとう使っておられるそうです。第一世代をのっけるのは副作用を考えるといまどきだめということでした。島根では抗ヒスタミン薬は4倍量まで認められるそうです。うらやましい。私なんか健康保険組合の2次審査で減点される。ルパフィンの位置づけはアレロックとセチリジンの間とのことでした。クロージングリマークスの皮膚科医会会長のお話も興味深いものでした。

第2回アレルギー学会近畿地方会

10月22日は国民の祝日ですが第二回日本アレルギー学会近畿地方会が開催されました、大変多くの医師が参加していた。10月19日はグランビア京都そして22日はメルパルク京都と京都駅前にお邪魔しました。第2回アレルギー学会近畿地方会は即位のおめでたい日に行われました。近畿地方会は朝から夕方までアレルギー尽くしです。朝一番から素晴らしい演者なので送れぬように9時25分の学会長のあいさつに間に合った。アレルギー学会の理事長の提案で地方会は3月に第一回が開催された。場所は決まってないが来年の第3回も決まっている。薬がない講演会は学会に限る。例えば薬疹のお話は製薬メーカーでは難しい。またアレルギー性鼻炎の薬は何を使うか。アメリカや欧州では間違いなく鼻噴霧ステロイドだそうです。日本で多用されるLTRAは費用対効果が悪い。効果発現まで時間がかかる。日本は皆保険で安いからLTRAが良く使われるようだ。私はほとんど鼻炎にはLTRAは使わない。代わりに漢方薬が入る。アレルギー性鼻炎には漢方薬は安くて早くて良いと再認識した。最後は公開市民講座も聞いて帰ってきた。

ヒノキ科のヒノキとスギ

ヒノキとスギは仲間です。それならばスギの舌下免疫療法はヒノキに有効ではないか。ヒノキ花粉のエキスはいま存在しない抽出が難しいそうだ。エキスすら存在しないヒノキが今後花粉症の中で存在が大きくなる、それはヒノキの花粉はスギに比べて粒子径が小さいから下気道に来て咳が出たり喘息のような症状で苦しい。Cryj1Cryj2toCHAO1そしてChao2ha90パーセント以上相同性がある。シダトレン発売時はそう言われた、ところが大鵬薬品の方がChao3を発見してから世の中が変わった。ところがスギ花粉の舌下免疫療法をする40から50パーセントヒノキ花粉が良くなるのはなぜか。アレルギー学会の近畿地方会できいた。サイトカインが同じというお話です。なるほど抗原がスギでもヒノキでもダニでもサイトカインは同じはずですね。いろいろ研究が進んでいます。スギ花粉の舌下免疫療法をh締めたいと思っている方そろそろ播州最後の秋祭り網干も釣りです。スギ花粉の舌下免疫療法を来年に向けに向けて始めてたどうでしょう。しかし今年の7月は来年のスギ花粉の飛散には適さぬ気候でした。今年の3月10日までのスギ花粉の飛散はすごかった。ダニアレルギーの舌下免疫療法したらアレルギーマーチを修飾するこれもサイトカインプロフィールに影響しているかもしれない。明日からまた仕事今年だけの祝日も終わりです。

空が白い

朝冷え込むようになった。まわりの山が見えない。また毎年3月には山の山頂付近は白い、カスミか雲かといったのは昔。PM2.5について言葉を知らない人はいない。中国の砂漠からの飛散による春霞。しかしそれ以上ご存じの方もまったくいない。私もよくわからないが体には良いものではない。黄砂もしかりです。東洋医学の理論では白は肺の色です。きりがかる。放射冷却が影響するカスミの時期になっている。ケイ素などが含まれることさはいやだが放射冷却による天空の城は趣深い。系統中医学では太陽が赤い心の色、地面は地の気で黄色い色、肝は青色だが上空に行くと蒼色になる。姫路ではないが薬剤師会で講演のお話がありコタローさんにCOPYRIGHTsがあるかんさいけいとうちゅういがく講座のテキストを写真を撮って使うあるいはパワーポイントで自分で組み立てるなどしてスライドを使うことはいかがでしょうかと仙頭正四郎先生に聞いてみた。どこにも書いてない目からうろこの系統中医学講座のテキスト。2001年から東京に通いきいているがいまだにわからない。なんでこんな色使ってあるんだろうか。此の矢印は何や。わざわざ私の座席までお越しいただき。助言をいただきました。コタローさんの事務局を通してください。事務局にどこでどういう講演をしてどのようにスライドを使うか届けてください。まだ本決まりではない。アレルギーになるか?眼科になるかわからないが一歩前進しました。

関節リウマチ

関節リウマチのお話はアレルギー学会の専門医講習会でうかがう。タバコはすべてに悪い。当たり前ですが禁煙は関節リウマチの発症予防や治療効果がある。できるだけ早くMTXを投与する、しかしいつになったらやめられるのか。どこにも書いてない話です。ステロイドでは関節リウマチの治療はダメですといわれています。むろん漢方治療では無理です。しかし高齢になり腎機能が落ちてくるとブシラミンやサラゾピリンに帰るとよいらしい、骨破壊防止のためのMTXだから高齢者ならステロイド内服もありらしい。MTXで肝障害や口内炎なら減量するそうです。話は変わりますがアトピー性皮膚炎について加古川の皮膚科医会で講演を聞きました。埼玉医科大学の教授に就任された常見裕一郎教授のお話は明快でアトピー性皮膚炎にJAK阻害剤が来年使える様になっても保湿薬、カルシニューリン阻害薬やステロイド外用薬はなくならない。そして生物製剤が今開発中のものを含めて登場しても外用薬はなくならない。さらには抗ヒスタミン薬は効く人効かない人いろいろおられる、これはヒスタミンだけがかゆみの原因ではないからです。兵庫県のご出身の常見教授はもともとアトピー性皮膚炎を専門にされていたが今は真菌を研究されているそうです。すっとアトピー性皮膚炎が治る治療は今のところない、抗体製剤のデユピクセントも辞めたら元通り。明日はまた神戸大学で漢方頑張ろう。