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アトピー協会

第5回総合アレルギー講習会は5回目で初めて大阪で開催されました,来年は又横浜です。12月15日は休診にして朝早く起きて8時30分に到着しましたがもうすでに多くの参加医師がランチョンセミナーの整理券求めて並んでおられました。営利企業に混ざって展示ブースにアトピー協会の方のお姿がありました。ご挨拶に行くといろいろ珍しいものを見せていただきました。プロペトを1FINGER TIP UNITを人差し指に出す道具。あったらほしいドラえもん御世界です。べとべとにプロペト濡れという方もおられます。保険という制限診療で査定されることはできない、また国民皆保険を守る必要がある。柔らかいぶあつめのタオル。住宅メーカーのアレルギー仕様のタイル。ご丁寧にいろいろご説明いただきました、ありがとうございました。ブース内にはアレルギー使用の布団60万円もする布団を半ばしている業者もありました。いくらよくても患者さんには断られるのがおちですね、なんか売れたみたいですが。

オテズラ

セルジーン製薬のオテズラは尋常性乾癬の内服薬です。尋常性感染はアトピー性皮膚炎と異なり服に隠れたところに多い。乾癬は頭にも来る、爪にも来る。そんな時のためにとドボペットゲルが発売されました。爪の周りや頭に塗るのはドボペットゲルがよいみたい。ビタミンD3とステロイドの配合剤はどぼぺっと軟膏です。すぐに効くステロイドと維持してゆくためのビタミンⅮ3の配合剤です。ドボペットは尋常性乾癬治療のピラミッド三角の底辺にあります。ドボペットゲルやドボペット軟膏は配合変化やいろいろ難しいことを克服して作られました。生物製剤の講演会にしばしばお招きいただくがオテズラは患者さんがチガソンを変えてほしいといわれて勉強しました。Ccrで腎臓を評価するように記載されているので開業医は難しい。血清クレアチニン値には1.4あるので慎重です。4か月間は満了まで増量せずに30mgで様子を見ます。本当は60mgまで増量しますが無理は致しません。漢方薬はコタローの一貫道の通導散で久病入瘀した血瘀を取り除きます。うまくいくとうれしいな。

食物負荷試験の実習

食物アレルギーの最終診断は食物負荷試験の結果です。食物アレルギーの負荷テストは危険を伴うので食物負荷試験をするなど考えてもいません。受講したことがなかったので総合アレルギー講習会で食物負荷テストの実習を受講しました。グループには内科と小児科医がいの医師と非医師が集まりました。この仕訳だけでも大変なご苦労をおかけしていると思います。総合アレルギー講習会の実習は当初は参加に含まれていました。今は別料金を振り込む形になっています。食物アレルギーといえば座学ばかりですが初心者も恥をかかないように配慮した実習になっている。素晴らしい、来年も受講したい。アレルギー対策基本法が施行され各都道府県にアレルギーの拠点病院が整備されようとしています。大人の食物アレルギーの患者さんが行く医療機関が現行ではありません。臓器別の診療科ではなくアレルギーの診療をする医療機関が今の日本には不足しています。負荷試験をすれば当然アナフィラキシーがおこることを念頭に置いた条件が必要です。今日もワクチン接種を終えたら痙攣が起きた。患者さんも家族もびっくりワクチン接種にはこういうリスクを背負う。今日の最後も自らアナフィラキシーといってお越しになったのは公立学校の保健証持参の若い方アナフィラキシー様の症状でした。昨日まで大丈夫なことでも安心できません。皮膚テストで感作されることもある。

めがねかぶれにご注意ください

総合アレルギー講習会の中で眼鏡かぶれの話が出てきた、メガネかぶれが増えているそうです。それは海外から入ってくる安い眼鏡が原因だそうです。昔海外から入ってきていた、しばらく依頼していない国からまた日本にメガネが入るようになりメガネかぶれの復活の兆しが見えるそうです。鼻と耳に違和感を感じる人は少なくないと思う、こんな時は眼科に来ても何もできない、医学的検査は眼科にメガネのテンプルのくずを削って皮膚科でパッチテストやプリックテストを受けるしかない。眼鏡の価格はいろいろコンタクトレンズをしなければ眼鏡にたっぷりお金を投資できますがハードからソフトコンタクトレンズに変わり長い目で見るとお高い買い物になっています。眼鏡の耳と鼻の部分は大切です。

スギ花粉の舌下免疫療法もしばらく導入できなくなります

早いものであと2週間で今年も終わります。スギ花粉の舌下免疫療法は日本中どこかでスギ花粉の飛散が見られる可能性がある1月からスギと一部交差抗原を有するヒノキ花粉の飛散が終わる時期までの導入は勧められていません。だから今から2週間でスギ花粉の舌下免疫療法を導入する方が毎年かなりおられます.スギ花粉の舌下免疫療法はかなり安全な治療です。しかし継続することができない方が多いのも事実です。ダニの舌下免疫療法は口腔内に副作用がかなりあります。スギ花粉の舌下免疫療法は少ないあるいは副作用を自覚していない人が非常に多く、今年の春から続いた人は一年めか効く治療です。一年続けば抗ヒスタミン薬は不要の方が多いのが現状です。現在4年続いた方が一番コストパーフォーマンスがよいとされています。一年でも効くが持続力から考えると4ん円継続を目指していただいております。中学生高校生は続かない人が多いと思います。お母さんの手のひらにいるうちに小児ははじめたほうがよいと思います。保険適応がある治療です。ヒノキに対する舌下面気療法は現在存在していません。

耳鼻科のアレルギー実習

耳鼻咽喉科のアレルギー実習に初めて参加しました。お隣には一緒に座ろかと普段お世話になりご指導いただいている姫路のアレルギー科の権威がおかけになった。先週も心斎橋で行われた関西耳鼻咽喉科研究会に講演に見えた大学の分院教授が中心となり行われました。ファーバースコープでは副鼻腔炎は何わかるんだろうか。中耳炎でも何かわかるんだろうか、救急医療のPITFALLあるいは地雷疾患、症状のかい離から診断がつきにくい急性喉頭蓋炎は見えるんだろうか?口から見ても見えない喉頭蓋炎の声帯浮腫は見えるんだろうか。まあお互いにファイバーするんだろうかとおもttが持毛がありりありていいっぱいの体験ができた。また好酸球を自分の鼻をこすって鳥居薬品の試薬で染めてみるとか、鼻息かけて出ると息の観察。耳鏡で下鼻甲介や中鼻甲介を見るなどじっびかではこんなことをしているのかと思った。アレルギーの検査はみんな結構手間がかかる。

2018年12月15日(土曜日)は休診します

前からお知らせしておりました通り12月15日(土曜日)は休診します。朝から新快速で大阪国査会議場へ行ってきます。この前8月4日(土曜日)の休診は相模原臨床アレルギーセミナー参加は2年連続にもかかわらず多くの方がお越しになったみたいです。12月15日(土)折角インフルエンザワクチンが入ってきましたがアルギ-学会の総合アレルギー講習会が初めて大阪で行われるため2日の間パッチテスト・スクラッチテスト・プリックテスト・喘息の吸入指導・鼻腔や鼻汁の検査・食物負荷テストなどランチョンセミナー以外は実習尽くしの生活です。実習尽くしですので居眠りする時間はありません。さらに12月15日夕方からはクラシエ薬品のハートフル漢方研究会です。5年以上参加していません。久しぶりに中医学の精神か漢方の権威向井先生の講演が聞けます。今年最後の講演会参加です。年始は1月10日ヒルトン大阪での最高血中濃度が速やかに上昇する抗アレルギー薬ビラノア発売2周年記念講演会に参加予定です。平成31年1月10日(木)も17時30分にはクリニックを後にします。12月16日16時20分まで実習です。神戸でルミナリエ、この前の週末同様新快速が混みそうです。

じんましん

じんましんガイドラインが改定になり全国をWEBでつなぐ講演会を姫路商工会議所で聞きました。集合会場で聞くと集中する。今日は雨だから参加者が少なかった。阪大微生物研究所のインフルエンザワクチンが納品されたためインフルエンザワクチンの接種ができるようになったが子供さんばかりで肩がパンパン。じんましんガイドラインの登場にはゾレアが気管支ぜんそくだけではなく蕁麻疹でも保険適応になったことが大きいです。ヨーロッパなどに倣い4週間を超えると慢性蕁麻疹から6週間を超えると慢性蕁麻疹と変わりました。しかし日本ではヨーロッパみたいに同じ薬を4倍まで使うのは無理、それは抗ヒスタミン薬が日本では比較的高薬価がついているからだそうです。ビラノア錠など適宜増減が無いから一日一錠しか処方できません、第二世代抗ヒスタミン剤を2剤入れることも保健では査定されることが怖くてできません。ましてや偶然抗ヒスタミン薬2剤が処方されていると調剤薬局から疑義紹介がかかる。なぜかゾレアには中和抗体ができないようです。3回は試してみる価値があるが高いといわれたらそこまでです。

気象予報士のお話

スギ花粉症の方に舌下免疫療法を導入するが今年なら12月中になる。来年一月になると花粉飛散が起こるため新規はできなくなる。12歳未満はシダキュア12歳以上はシダトレンシダキュアどちらでもよい。来年夏になり長期解禁になったらシダトレンからシダキュアへの切り替えでは別の薬を扱うのと同じになります。昨年に続きマスコミでも登場する小原由美子気象予報士の2019年の花粉飛散予測の講演を聞きに行きました。このお話は毎年大阪で行われている、昨年も12月初旬に効きました。姫路のヒノキは前年比222パーセントだったそうです。ヒノキの予想は2014年以来裏年と表年などの従来の傾向が全く当てはまらない。ヒノキはまだまだ飛ぶ。関西支社の方が毎年姫路に来られて10月11月に姫路の山に入りすぎヒノキの予想を立て一つの材料にする。あとは今年の夏の気象は猛暑だった、7月の西日本豪雨、台風21号、24号岡山と和歌山に上陸した。塩害の影響はさほどでもない、風で倒木がみられた。そして昨年は12月から2月にかけて厳しい冬でした。今年の冬はエルニーニョ現象で暖冬だが温度差が大きい。ヒノキの予想が特に難しい。ヒノキもスギも花粉飛散は平年並みかとのことでした。充実した30分でした。長期解禁になりシダキュアで舌下免疫療法を行う人が来年は増えるかもしれない。ドイツのダニのデータを根拠に日本医大の先生が3年ではなく4年続けると人生もう一度舌下免疫療法を行うときの成績が良いとおっしゃっていました。

オテズラ

オテズラを明日から新しい尋常性乾癬の患者さんに投与します、オテズラは腎臓にも優しいみたいですが効果が発揮される4カ月までは腎臓が少し悪いので30mgをマックスに投与しようと考えています。アレルギー学会でよく話題になる尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎と異なり顔には意外と病気が来ません。尋常性乾癬の生物製剤がどんどん発売されています。久々に出てきたオテズラは世界初の内服するPDE4阻害薬で尋常性乾癬の薬です、チガソン服用している方に頼まれて勉強しました。経口PDE4阻害薬です。PDE5阻害薬は有名すぎる薬です。オテズラはPDE4を阻害して砂防内CAMP濃度を上昇させます。その結果炎症生命えいたーの産生を調節します。TNNαIL23IL17INFガンマなどを阻害します。尋常性乾癬は関節炎や爪白癬に似た症状を惹起します。スターターパックが用意されており紹介から漸増する薬です。悪心嘔吐下痢などの消化器症状を惹起する人が多いようです。明日からオテズラを投薬する患者さんは腎機能が少し低下しちょっと年齢が高いのが心配です。